広大な溶岩台地の上になだらかな峰が連なる南八甲田は北八甲田に比べると女性的ともいえる雰囲気を漂わせた山域です。懐が深く、数多くの湿原や雪田が点在するこの地域の登山道はぬかるみ、笹も茂っていますが、逆に、自然がよく保たれている山域といえます。
矢櫃萢 | 黄瀬沼分岐 | 駒ヶ峰稜線 | |||
櫛ヶ峰を望む | 乗鞍岳展望 | 北八甲田連峰 | |||
櫛ヶ峰山頂 | 一の沢 | 黄瀬萢 |
南八甲田の主な峰々の麓には多くの池沼が見られます。蔦沼(蔦六沼)・赤沼・黄瀬沼・横沼などが知られ、散策道が整備された沼から、奥地にひっそりとたたずみ、一部の登山者が苦労の末やっと辿りつける沼など、訪れる季節、天候により、これらの池沼は様々な表情を見せてくれます。また、南八甲田の特徴として、豊かに成育したブナ林があげられます。蔦沼から赤沼にかけての見事なブナ林の他、奥入瀬から少し外れた奥瀬幌内山の「神の木」には圧倒させられます。
蔦沼 | 赤沼(夏) | 赤沼(冬) | |||
黄瀬沼 | ブナ巨木(神の宿る木) | 冬・ブナ林 |